アイルランドでもサマータイムが始まり、少しずつ夏の気配が感じられるようになってきました。
私が働いているレストランでも、季節に合わせた新しいメニューが登場。その中に「セビーチェ(Ceviche)」という、聞き慣れない料理が加わっていたんです。
名前からはどんな料理か想像もつかず、気になった私はさっそく調べてみることにしました。
今回は、南米発のさっぱりグルメ「セビーチェ」について、その特徴や歴史、そして実際に食べた感想などをシェアしたいと思います!
セビーチェとは?
セビーチェとは、主に南米で親しまれている魚介のマリネ料理です。
新鮮な白身魚やエビなどの魚介類を、ライムやレモンなどの柑橘類の果汁で“しめる”ようにして調理するのが特徴。熱を加えず、酸の力だけで魚に火が通ったような食感になるのが面白いところです。
玉ねぎ、香草(主にパクチー)、チリペッパーなどを合わせて、さっぱりとした味わいが楽しめる料理で、暑い地域では定番の前菜や軽食として食べられています。

セビーチェの起源と歴史
セビーチェの発祥はペルーと言われていますが、エクアドル、メキシコ、コロンビアなど、ラテンアメリカの多くの国でそれぞれのスタイルにアレンジされて親しまれています。
ペルーでは「セビチェ」とも表記され、国民的料理として知られているほど。最近では世界中のレストランでも取り入れられるようになってきており、健康志向の人たちからも注目されています。
味の特徴と魅力
私が働いているレストランでも、夏の新メニューとしてこのセビーチェが登場したのですが、なんとビーガン仕様!魚の代わりに使われていたのは、「ハート・オブ・パーム(ヤシの芽)」という植物由来の食材でした。
ハートオブパームは、食感がやわらかくほんのり繊維感があり、見た目も白身魚のように見えるので、見た目も味もとっても自然。ライムと香草がしっかり効いていて、さっぱりしていてとても食べやすく、暑い日でもスッキリするような爽やかな味わいでした。
個人的には、これは「夏にぴったりの一皿だなぁ」と思えるような仕上がり。とくに女性スタッフにはかなり好評で、ヘルシーで罪悪感なく食べられる点も人気の理由かもしれません。

現地スタッフのリアルな反応
面白かったのは、スタッフ間での反応の違い。
南米出身の女性スタッフからは「これは美味しいし、セビーチェとしても全然アリ!」と好意的な声が聞かれました。一方、メキシコ出身の男性スタッフからは「これはセビーチェじゃない」との厳しめの意見も。
確かに、伝統的なセビーチェを知っている人からすれば、魚を使っていない時点で「それは別物」と思うかもしれません。
でも、ビーガン向けにアレンジされた形としては、セビーチェの魅力をしっかりと感じられる料理だったと思います。
まとめ:セビーチェはこんな人におすすめ!
セビーチェは、こんな人にぴったりの料理です。
- さっぱりした料理が好きな人
- 暑い日でも食べやすいものを探している人
- ヘルシーで体にやさしい料理を好む人
- 新しい味に出会ってみたい人
そして、ビーガン仕様のセビーチェは、特に女性や健康志向の方におすすめ。
夏の食卓に一皿加えるだけで、ぐっと華やかになると思います。ぜひ一度試してみてください!
ビーガン セビーチェに使われていた食材「ハートオブパーム」
私の働いているレストランで使われているハートオブパームはパルミットと呼ばれることもあり、ヤシの木の中心部から採れる柔らかくシャキシャキした食材で、南アメリカや東南アジア、カリブ海地域で広く使われています。
サラダやスープにぴったりで、肉の代わりに使うこともできるため、ビーガンやヘルシー志向の料理にも最適です。栄養豊富で低カロリー、食物繊維やビタミンも含まれ、特に健康に気を使う人々に人気があります。
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